なんでこんなに足が臭いんだ!この足の臭さの原因は一体何だろう・・・。
自分の足が臭すぎて嫌になることってほんとに多いですよね。
安心してください、足の臭すぎるニオイの原因を知ることで根本から解決するできます。
多くの人が自分は汗っかきだから臭いと思っている方がいるかも知れませんが、臭いの原因は全く別物です。
足が臭くなる原因は、水虫という例外を除いては常在菌(雑菌)が活発化し繁殖することで臭くなります。
なんで常在菌(雑菌)が原因で臭くなるの?といった部分も徹底的に解説した記事です。
最後には原因を知った上でどうやったら常在菌によるニオイを予防することができるのかを紹介していきます。
本記事の内容
- 足が臭い原因
- 臭いの原因物質について
- 常在菌(雑菌)を繁殖、活性化してしまう理由
- 足が臭くなる原因に対する3つの対策
足が臭いのはなぜ?原因は常在菌(雑菌)
冒頭でも紹介しましたが、足が臭ってしまう原因は足の皮膚に住んでいる常在菌(雑菌)が原因です。
とはいえ、常在菌自体が臭いわけでもありません。
臭いのは常在菌の代謝物、いわいる排泄物が臭いということです。
常在菌が足の汗や角質を餌としその代謝として足の臭い物質が生み出されます。
そして生み出された代謝物の臭いが皆さん嗅いだことがある、足臭いと言われるニオイです。
では、この納豆やチーズのような臭いはどういった物質は一体何かというと、
- イソ吉草酸
- イソ吉草酸アルデヒド
この2つです。
イソ吉草酸は聞いたことあるけどイソ吉草酸アルデヒドってなに?と思った方は多いのではないでしょうか。
この2つの物資を深堀していきます。
イソ吉草酸
まず、足が臭い主たる物質は「イソ吉草酸」と言われるものです。
イソ吉草酸の特徴は「とにかく臭い」。
イソ吉草酸は特定悪臭22物質という生活を損なう恐れのある物質の一つです。
どれほど臭いのかというと、生物化学研究室によると東京ドームの真ん中に一滴垂らしただけでも臭いが充満してしまうと記載されています。
まさか人間からこれほど臭いニオイを出す物質が生まれるとは驚きですよね。
足が臭い人とそうでない人の違いはイソ吉草酸を多く生成されるかどうかということ。
自分の足が強烈に臭ってしまうのはイソ吉草酸という物質が持つとんでもないニオイが要因だということです。
イソ吉草酸を抑えることができるかどうかが強烈な足の臭いを抑える鍵になります。
イソ吉草酸アルデヒド
足臭で悩んだことがある人はイソ吉草酸は聞き慣れた言葉かもしれませんが「イソ吉草酸アルデヒド」という物質に関しては知らない方もいるのではないでしょうか。
名前が似ているので同じだと思うかもしれませんが、イソ吉草酸アルデヒドはイソ吉草酸の類縁物質にあたります。
似ている物質だが違うということです。
常在菌が角層(肌の1番外側にある細胞)中のアミノ酸を分解して生成されます。
イソ吉草酸アルデヒドの特徴は足があまり臭くない人でも検出されるという点。
イソ吉草酸アルデヒドを発見したのが、ロート製薬さんです。
確かにイソ吉草酸は足臭の主たる原因だが、その中でも特にイソ吉草酸アルデヒドが足が臭い人には多かったと研究結果を発表しています。
更にイソ吉草酸アルデヒドを知りたい方はこちら(ロート製薬の研究結果)をクリック。
足の臭いの原因である物質は2つですが、要するにこの2つの物質をできるだけ生成させないか、浮遊させないかがニオイを抑えるポイントです。
足が臭い原因は水虫の可能性も
これまでは常在菌が原因だと記載してきましたが、足が臭い原因は水虫だという場合もあります。
もちろん水虫自体が臭いと言うわけではありません。
水虫経験がある方ならばイメージできるかも知れませんが、水虫は皮膚がボロボロになります。
ボロボロになるだけならまだしも、皮膚が裂けてしまう場合も。
水虫によって臭くなるは、皮膚がボロボロになるというのが要因。
皮膚のバリアが壊されてしまうことにより、雑菌が入り込むことで臭いを発生させます。
水虫になっている場合はまずは、水虫を治すことが最優先事項です。
しっかり皮膚科で治してもらうことをおすすめします。
今回ご紹介する足が臭くならないための予防方法は水虫対策にも繋がりますので参考にしてください。
常在菌(雑菌)が活性化や繁殖する理由
常在菌が活性化や繁殖する理由は3つあります。
- 足の蒸れ
- 足が不清潔
- 同じ靴を毎日履く
足は常在菌が活性化する条件をバッチリ満たしてしまっています。
足の蒸れ
第一に挙げられるのが足の蒸れです。
常在菌(雑菌)は湿った条件下を好みます。
足は1日にコップ一杯分(約200cc)の汗を搔き、靴を履けばその中は90%を超えると言われるほどです。
足はまさに密閉された熱帯雨林のようなもの。
常在菌の餌となる汗や角質、繁殖や活性化する湿気も十分に兼ね備えたのが足です。
足が不清潔
足が不清潔だと常在菌は活性化します。
なぜならば、餌となる角質が大量にあるということに繋がるためです。
足に角質や汗が残ったままだと常在菌(雑菌)の代謝が増え結果、臭くなってしまいます。
足指の間や爪の間は特に汚れが溜まりやすいです。
同じ靴を毎日履く
同じ靴を毎日履くことも常在菌の活性化や繁殖に繋がります。
理由は2つ。
- 靴についた汗が乾かないうちに履く
- 雑菌がついた状態でまた履くため
繰り返しになってしまいますが、汗は常在菌の餌です。
履く前から湿気を含んでいるという好条件が整ってしまっています。
そのため、雑菌の繁殖は加速した上、靴に付いた雑菌が上乗せ。
まさに雑菌を育てていると同じです。
足が臭い原因に対する3つの予防方法
足が臭くなる原因を予防する3つの方法を紹介します。
- 足が蒸れないようにする
- 足を清潔に保つ
- 同じ靴を連続して履かない
予防方法は雑菌が繁殖や活性化する理由の3つを徹底的に避けることです。
簡単かつすぐにできることをピックアップしました。
足が蒸れないようにする
まずはできるだけ足が蒸れる状況を作らないということです。
- なるべく通気性が良い靴を履く
- 靴を脱げるときは脱ぐ
- 五本指ソックスを履く
なるべく通気性が靴を履きましょう。
私のような職業の方は指定の安全靴を履かなければならないので正直厳しいです。
なので、靴を脱げる際はできるだけ脱いでしっかり乾かしましょう。
脱げないという方には五本指ソックスは効果的です。
足の指と指が直にくっついていると蒸れやすいので、五本指を履くことで軽減できます。
汗をできるだけ蓄積させないことを心がけると良いです。
足を清潔に保つ
足は清潔に保ちましょう。
- 足を洗うときは指の間もしっかり
- 汗ふきシートや除菌シートなどで拭く
- 爪をしっかり切る
- 足湯に浸かる
足を洗う際、私のおすすめは手で洗うことです。
闇雲に道具でこすりすぎると足の常在菌が減りすぎてしまい、肌のバリアを失ってしまいます。
常在菌のバランスは肌を清潔に保つ上でも重要です。
手で優しく指の間も洗いましょう。
洗えない状況でも、汗ふきシートや除菌シートで足を拭くことで清潔に保つこともできます。
爪の間はゴミが溜まりやすいので日頃から爪のケアをしていきましょう。
清潔とは少しずれるかも知れませんが足湯に浸かることもおすすめです。
有名所では重曹を使った足湯もあります。
同じ靴を連続して履かない
同じ靴を連続して履くことはやめましょう。
雑菌の繁殖や活性化に拍車がかかります。
靴は2〜3日ほど空けてから履くことがベストです。
天日干しや乾かす意識を持つだけでも効果があります。
それができない場合などは靴乾燥機が有効。
私も使用していますが「洗う暇がない」「指定なので替えがない」と言った方におすすめです。
大切なのは汗を含んだ状態で履かないこと。
以上3つのことを心がけるだけでも足の臭い原因である雑菌の繁殖や活性化を抑えることができます。
足が臭い原因の常在菌(雑菌)とうまく付き合っていこう
まず、ここまでの記事の流れをおさらいします。
- 足が臭い原因は足の常在菌
- 足が臭い原因は水虫の場合もある
- 常在菌の代謝物のイソ吉草酸とイソ吉草酸アルデヒドについて
- 常在菌が繁殖や活性化する3つの理由
- 足が臭くなる原因の3つの対策
常在菌の餌となる、汗や角質を増やさないことが足が臭くならないための有効策です。
これまで、足の常在菌(雑菌)が足臭の原因であると語ってきました。
しかしながら、足の常在菌は私達にとって肌のバリアなど大切な役割を担っています。
常在菌の中には皮膚ブドウ球菌は別名「美肌菌」とも言われるほどです。
なくすのではなくあくまで増えることを抑えるとういう選択を取っていきましょう。
今回紹介した予防方法はあくまで今からでも行えるものをセレクトしました。
足臭とおさらばするため今後もしっかり対策していきましょう。
コメント
コメント一覧 (2件)
大変参考になりました。
これからも記事を更新してください。
コメントありがとうございます。
ご参考にしていただければ幸いです。
これからも記事更新に励みます。