・靴下の臭いってどうやったら落ちるの?
・靴下を洗う際のポイントってある?
・○○漬けってよく聞くけどおすすめの?
そんな疑問を抱えている方は、できるだけ早く正しい洗濯方法で洗うことで臭いをしっかり落とすことができます。
なぜならば、靴下が臭くなるのは菌の繁殖によるものなので、菌をできるだけ繁殖しないうちにしっかり菌を落とすか除菌することが最も大切だからです。
私も安全靴を1日平均10時間以上履き、妻が悶絶するほど臭いを靴下から発していた経験があります。そんな私の靴下も今回ご紹介する方法でしっかりなくすことに成功しました。
そんな経験を踏まえた上でこの記事では、
- 靴下の臭いを取る洗濯方3選
- どうしても臭いが取れない場合の対処法3選
- 靴下が臭くならない3つの対処法
- 出先で役立つ臭い靴下の持ち運び方法
という内容になっています。
ぜひ、この記事で「旦那の靴下が臭くてしょうがない」という方も悩みを解消してください。
靴下が臭くなる原因
冒頭でもちらっと解説しましたが、靴下が臭くなる原因は「菌の繁殖」です。
靴下は足から出た、
- 汗
- 皮脂
- 角質
などの汚れが付着し、上記の3つを餌にして菌が繁殖します。
足は長い時間、靴や靴下に包まれることで高温多湿の状態になるので体の中でも特に菌が繁殖しやすい箇所です。足は1日にコップ1杯(200cc)もの汗をかきます。
なので、菌と汚れ(汗など)を落とすことが靴下の臭いをなくすために最も重要なことになります。
洗濯するのも嫌になる臭いですよね。
靴下の臭いを取る洗濯方法3選
靴下の臭いを取るためには、
- すぐに洗う
- 適量の洗剤を使用する
- 裏返しにして洗う
という3つのポイントが大切です。
すぐに洗う
その日に履いた靴下はその日のうちに洗うのがベスト。
なぜならば、時間が経てば経つほど菌が靴下の中で繁殖してしまうからです。靴下は大量の汗が染み込んでいるため放っておくと菌がどんどん増えます。
そんな、毎日洗濯なんてしないよ。
実際、毎日洗濯をするという方は約50%ほど、だというアンケート結果を東京ガス都市生活研究所が発表しています。確かに毎日回すのは大変です。
アンケート結果の詳しい記事は、みんなの洗濯頻度とは? 毎日派と2日に1回派のそれぞれのメリットは?【東京ガス都市生活研究所】
毎日洗濯しないという方は、風通しの良いランドリーかごなどに入れておくことで菌の繁殖を抑えることができます。
靴下に付着した汗をできるだけ乾かし、多湿状態だけでも回避するようにするのがポイントです。
僕は出張中などの出先では裏返しにして干して保管していました。
適量の洗剤を使用する
適量の洗剤を使用するのが最も靴下についた臭いや汚れを落とすことができます。
臭いから洗剤を多めに入れちゃおう。
と、臭い靴下だから多く入れるのはかえって臭いや汚れが落ちなくなる原因の一つです。多く入れてしまうと洗剤が残ったり、泡が汚れを包み込んでしまうためです。
また、洗剤を多く入れすぎると洗濯槽の汚れの原因になります。
洗剤メーカーであるLIONの記事でも以下のように記載されていました。
適量を超えると、洗浄力は頭打ちします。
洗剤の使用量の目安は何で決まる?縦型洗濯機なら「水量」で決まります | Lidea(リディア) by LION
自身が使用している洗剤の適量をしっかり守ることで臭いや汚れを最も落とすことができます。
適量が洗濯槽の汚れなども考えるとコスパ的にも良いですね。
裏返しにして洗う
靴下は裏返しにして洗うことで臭いや汚れをしっかり落とすことができます。
なぜならば、素足と接しているのは靴下の裏側だからです。足から出た汗や汚れは靴下の裏側に付着しています。
裏返しすることで効率よく洗い流すことができるということです。
また、裏返しにすることで衣類の傷みや色落ちなどの心配も減るので一石二鳥。とはいえ、表側にドロなどがついている際は表にして洗うほうがいいので注意してください。
臭いを効率よく落としたいならば、菌が多く繁殖する裏側を表にして洗いましょう。
子供の頃はよく怒られていました、臭いに関しては正解でした。
臭いがなかなか落ちない靴下の対処法3選
しっかり洗っているのに臭いが落ちにくい場合は、
- オキシクリーン漬け
- 重曹漬け
- ワイドハイター漬け
の3つがおすすめです。
基本的には正しく洗えばある程度臭いは落ちます。しかし、洗濯機に入れるだけでは臭いが落ちない人は上記の3つを試してみてください。
熱湯(60℃)漬けもありますが、衣類が傷みやすいということもあるので今回は除外しました。
除菌という観点からすると熱湯(60℃)もありですが、上記の3つのほうがお湯を沸かす手間がない分楽で効果的なのでおすすめです。
オキシ漬け
オキシ漬けをすることで臭いと汚れを落とすことができます。
漬けおきの方法は、約40〜60℃のお湯に対しオキシクリーンを約28g(容器によって違いますが、スプーン1杯分かキャップ1杯分)を投入し約20分〜6時間漬けるるだけです。漬けたあとはボコボコとなんとも耳障りの良い音がします。
漬け置き時間が約20分〜6時間って幅がありすぎじゃない?
靴下に限って言えば約1時間ほどの漬け置きがおすすめです。1時間漬けたあとはすすいでから洗濯機に投入してください。
オキシ漬けは洗濯機が壊れる。と言われることもありますが、漬けならば壊れるといった事象は私の家では起こったことはありません。
重曹漬け
重曹に靴下を漬けおきすることで臭いを消すことができます。
漬けおきの方法は約50℃のお湯2リッター(洗面器の約8分目程度)に対して、重曹を大さじ2〜4杯(20〜60g)投入し約1時間ほど漬けおきするだけです。
また、単純に重曹を入れるだけでも臭いを中和することはできますが、少量の中性洗剤(食器用洗剤)と混ぜてペースト状にしてから使用するとなお効果があります。
重曹には消臭効果があり、お湯に入れると弱アルカリ性になる性質があり、汗などによって発生する臭いは酸性なので臭いを中和できるというわけです。
洗濯用の重曹も販売していますが、私は足湯でも使うので入浴でも使えるものを使用しています。
ワイドハイター漬け
ワイドハイタークリアヒーローに漬けておくことで臭いをなくすことができます。
ワイドハイタークリアヒーローは全4種類ありますが、パウダータイプを使って漬けおきするのがおすすめ。蓋にメモリがあるので測るのも簡単です。
漬けおき方法は約40℃のお湯(1リッター)に対してワイドハイターを約5g投入し30分程度漬けます。
漬けおきの時間が2時間以上になると衣類が痛むことがあるので注意してください。
これまで記載してきた2つと比べると最も漬けおき時間が短く筆者が最も良かったと感じた漬け置きです。
そもそも臭いにくい靴下を履くのも手段の一つ
靴下が臭くなってしまうのは靴下の消臭効果がなくなったり、そもそも臭いやすい靴下を履いている可能性があります。
なので、そもそも臭いにくい靴下を履くというのも手段の一つです。
臭いにくい靴下とは、
- 天然繊維が多く使われている
- 五本指ソックス
- 消臭効果がある
の3つです。
靴下自体が臭いにくいと洗濯のストレスも減ります。
天然繊維を多く使っている靴下
天然繊維を多く使っている靴下は臭いにくいです。
靴下に使われている天然繊維はそれぞれ下記のようなメリットがあります。
素材 | メリット |
---|---|
綿 | 通気性が良い、肌触りが良い、保湿性が良い |
麻 | 蒸れにくい、放湿性がある、丈夫、履き心地が爽やか |
羊(ウール) | ムレにくい、寒いときは温かく暑いときは涼しい、汚れにくい |
絹 | ムレにくい、肌触りが良い、抗菌 |
メリットが多い天然繊維ですが、デメリットはデリケートなところです。とはいえ、通気性や吸湿性が良いので臭いに対して効果があります。
私は綿を使用している靴下が最もムレにくかったです。
五本指ソックス
一般的な袋型の靴下よりも五本指のほうが臭いにくいという特徴があります。
理由は、特に汗をかきやすい指の部分が一本一本独立しているので汗を吸収してくれるためです。さらに、足へのストレスも少なくなるので血行が促進されるので冷え性の方にもおすすめ。
また、足が臭くなる要因の一つである水虫に対しても予防効果があります。
五本指ソックスのデメリットは履きにくいということです。履きにくいというデメリットを解消したい場合はデオドラントクリームとの併用がおすすめ。
デオドラントクリームとの併用でニオイ対策も履きやすさも増々です。
消臭効果がある靴下を履く
臭いにくい靴下を選ぶときは「消臭効果」があるものを選ぶようにしてください。
そんなこと言われなくても選んでるよ。
という方も、「抗菌・防臭」を選んでいませんか?菌の繁殖を抑えて臭いにくくする靴下もあります。抗菌・防臭よりも消臭と記載があるものがおすすめ。
というのも、私は毎日長時間にわたり安全靴を履くのですが「消臭」と記載されているもののほうがより臭いにくいと感じているからです。
もちろん、防臭や抗菌という記載があるものが全くだめなわけではありませんが、より臭いにくいのは経験的に消臭と記載されている靴下といえます。
消臭靴下は臭いに反応し臭いを消臭してくれる靴下です。
靴下が臭くなりにくくなるためにするべき3つのこと
靴下がすぐに臭くなってしまう人は、
- 素足の臭い
- 靴の臭い
- 爪の臭い
の3つを対策する必要があります。
せっかく臭いがなくなった靴下を履くのに、またすぐに臭くなってしまうのはもったいないです。
上記の3つを対策することで、靴下が臭くなりにくくなります。
仕事中に靴下が臭くなってしまう人におすすめです。
素足の臭いを対策する
素足の臭いは、
- 足を正しく洗う
- 汗をかいたらなるべく早く乾かすか拭き取る
- デオドラント商品を使用する
の3つで対策することができます。
素足が臭くなるのは靴下と同じで、主に菌が繁殖するのが原因です。菌の繁殖を抑えることで臭いを抑えることができます。
足は素手で指の間もしっかり洗い、臭いが特にきつい方は石鹸で洗う前に5〜10分程度足湯してから洗うと良いです。
汗を拭き取る際もただ拭き取るのではなく、除菌シートで拭き取るとなお臭いを抑えることができます。
デオドラント商品って何を使えばいいかわからない。
という方は、デオドラント商品を選ぶ際は「殺菌作用」があるものが良いです。もっと具体的に商品名を知りたい方は下記の記事を参考にしてみてください。↓↓
>>>【超足臭向け】足の匂いを消すおすすめクリーム5選、足臭の筆者が検証
靴の臭いを対策する
靴の臭いを対策するには、
- ローテーションして使用する
- 通気性の良い靴を使用する
- シューパウダーを使用する
の3つで対策することができます。
靴も当然ながら菌の繁殖が臭いの主な原因です。1日履いた靴をそのままにしておくと汗が残った靴の中で脱いでいる間も菌が繁殖してしまいます。
なので、汗を乾かすために2〜3日程度で靴をローテーションし、なおかつ通気性が良い靴を履くことで臭いを抑えることができるのです。
毎日指定の靴で仕事しなきゃならないんだけど、、、。
そんな方はシューパウダーで対策するのが最も簡単で効果的。シューパウダーは除菌、汗の吸湿ができるので臭いを抑えることができます。
なにを選んだらいいかわからない方は、下記の記事を参考にしてみてください。↓↓
>>>【足臭い人必見】足の臭い対策におすすめ粉(シューパウダー)5選
爪の臭い対策をする
爪の臭いは、
- 清潔にする
- 伸ばさない
- 正しいカット方法
で、対策することができます。
素足をいくら洗っても爪の中に垢や汚れが溜まっていると臭いが出てしまうことも。お風呂でしっかり爪の間も洗い、泡を流すことが大切です。
足の爪は手の爪よりも放置してしまう方は意外と多いのではないでしょうか?
足の爪は1日0,05mm程度伸びるので、1〜2週間ごとにカットするようにしてください。カットの際はラウンドスクエアというカット方法で切るのがおすすめです。
ラウンドスクエアカットを詳しく知りたい方は巻き爪切り方・ニッパー使い方を画像で解説|大田区大森・大木皮膚科を参考にしてみてください。
正しくカットできてないと汚れが溜まりやすくなったり、靴下が損傷したりして臭いの発生原因になります。
出張などで役立つ洗えなかった臭い靴下の持ち運び方法
臭い靴下をどうしてもバックに入れなければいけない場合は、
- パン用のビニールに入れる
- 100均の防臭刑事に入れる
- アルコール除菌してから入れる
ことで、バックに嫌な臭いが充満することがなくなります。
パン用のビニールかDAISOの防臭刑事、どちらかの袋がおすすめです。
パン用のビニールに入れることで嫌な臭いがびっくりするほど出ることがありません。Amazonなどで購入することができ、コスパも良いです。
今すぐ使いたいという方はDAISOの防臭刑事がおすすめです。私もパン用のビニールを忘れてしまった時に入れたところ、こちらもパン用のビニールと同等の効果がありました。
入れる際はアルコールを吹きかけて入れることで、取り出したときの臭いも若干抑えられるのでぜひお試しください。
臭いがバック内で充満し、他の衣類に臭いがつくのは本当に嫌ですよね。
靴下の臭いはしっかり落として洗濯ストレス0へ!
ということで、今回は靴下の臭いを落とすための方法をご紹介した内容でした。
洗濯で靴下の臭いをしっかり落とすには、
- すぐに洗うこと
- 適量の洗剤を使う
- 裏返しにして洗う
の3つがポイントです。
それでも臭いがなかなか落ちない場合は、
- オキシクリーン漬け
- 重曹漬け
- ワイドハイター漬け
の、〇〇漬けを試してみてください。おすすめはワイドハイター漬けです。
あまり人に見られることがない靴下ですが、ボロボロになるまで履き続けるのではなく定期的(約1ヶ月)ごとに新しく変えることでも臭い対策することができます。消臭効果がある靴下でも製法によって効果の持続性に大きな差があるので、各商品の交換時期を把握しておくようにしてください。
今回ご紹介した方法を使って靴下の臭いをしっかり取って、臭い靴下から開放されましょう。
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